最近の日経新聞の面白さたるやタダナラヌものがあるわけですが、その中でも白眉が「経済教室」。 とくに、2月20日(月)の岩本康志東大教授のは面白かった。 西欧社会が発展したのは「大分岐」と呼ばれる19世紀後半の出来事をきっかけとしてである、との説で、経済史が好きな人間にはウヒヒと言いたくなるような論。いわく、 マルサスのわなを終わらせた産業革命を外生的な事件ではなく、 経済発展の過程で内生的に生じる現象として描く と。 要するに、 マルサスのわな → ミッシングリンク → 近代経済成長理論 ローマーの規模効果 -------------------------- ガローの統一成長理論 という構図みたい。 以下、備忘録的に(文章が今イチ分かりにくかったので、全体像を頭の中で構築できてない)。 アンガス・マディソン「経済統計で見る世界経済200年史」 オデッド・ガロー教授、「統一成長理論」 ポー