インティマシー・コーディネーターという仕事をご存じでしょうか。映画やテレビなどのセックスシーンやヌードシーンで、制作と俳優の間に立って調整する仕事です。ハリウッドでの#MeToo運動を契機に、米国では積極的にインティマシー・コーディネーターの起用がすすめられています。日本で初めてこの資格を取得した、西山ももこさんに、仕事の内容、日本での必要性についてうかがいました。 ――インティマシー・コーディネーターの仕事内容を教えていただけますか。 インティマシー・シーン(セックスやヌードシーン)で、制作と俳優との間を取り持つコーディネーターの仕事です。制作側の期待を理解したうえで、俳優を精神的・身体的に守ってサポートしていく役割になります。 例えば、過去に若い女性の俳優さんが、初めてのキスをカメラの前でした。その経験が後にトラウマになり演技ができなくなったという話しを聞きました。若い俳優さんだと、な