ビートたけしさんが70歳にして挑んだのは、なんと自身初となる恋愛小説。芸人の後輩であり、小説を書くにあたって刺激を受けたという芥川賞作家の又吉直樹さんと、お笑いと恋愛と文学について語りました。 *** 芸人には文学の力がある 又吉 『アナログ』は初の恋愛小説ということなんですが、たけしさんはこれまでも『少年』や『菊次郎とさき』などたくさん小説を執筆してこられましたね。 たけし ゴーストライターですけど。 又吉 最初から言いますか、それ(笑)。 たけし 喋ったんだけどほとんど書いた覚えがないから、後から読んで「はあーこういう本だったのか」と気づく今日この頃です。でも今回は本当に自分で書いたからね。ペンだこできちゃったよ。 又吉 手書きで書かれたんですか? たけし まずはノートにボールペンで書いて、4冊目になったところでワードに打ち込んでいったの。又吉先生はどうやって書いてるんですか? 又吉