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ブックマーク / www.d3b.jp (2)

  • 【著者インタビュー】虚偽で形づくられた「江戸しぐさ」の正体とは

    「こぶし腰浮かせ」と「傘かしげ」の捏造 公共広告機構(現・ACジャパン)のマナー啓発広告に取り上げられたこともある「江戸しぐさ」は、2014年度から小学校の道徳教材「私たちの道徳」に取り入れられました。文部科学省認定の教材にも出てくる江戸しぐさとは、どんなものなのでしょう。 江戸しぐさの淵源は、1980年代に芝三光(しばみつあきら)という人物が考えついた江戸っ子の言動や行動パターンです。芝の晩年に弟子入りしたノンフィクション作家・越川禮子氏は、江戸しぐさを整理してマニュアル化しました。 江戸しぐさとして語られる代表的なものは、「傘かしげ」(人とすれ違うときに傘を傾け、雨や雪がかからないようにする)や「こぶし腰浮かせ」(人のために長イスを空け、席を譲る)です。 和傘と洋傘の構造の違いを知っていれば、「傘かしげ」のおかしさにすぐ気づきます。和傘にはスプリングがついていませんから、洋傘のように一

    【著者インタビュー】虚偽で形づくられた「江戸しぐさ」の正体とは
    taskapremium
    taskapremium 2021/04/01
    江戸しぐさの淵源は、1980年代に芝三光(しばみつあきら)という人物が考えついた江戸っ子の言動や行動パターンです。芝の晩年に弟子入りしたノンフィクション作家・越川禮子氏は、江戸しぐさを整理してマニュ> #utamaru
  • 良識的な中間層の声を、いかに政治に反映させるか――【書評】『21世紀の自由論』(佐々木俊尚著)

    ヨーロッパの普遍主義の終り 話題の一書である。 著者の佐々木俊尚氏については、今さら多くを説明するまでもないだろう。毎日新聞記者からフリージャーナリストに転じ、ITと社会の相互作用と変容をテーマに多彩な言論活動を続けてこられた。『レイヤー化する世界』(NHK出版新書)、『キュレーションの時代』(ちくま新書)など、今という時代の姿を見事に言語化してみせた著作は読んだ人も多いはずだ。 さて書で、佐々木氏は世界の今を〝ヨーロッパの普遍主義が終わった〟時代だと論じている。「ローマ帝国」「中世キリスト教会」の次に来る拠りどころとして、ヨーロッパは「普遍的なもの」を設定した。それは、自分たちがアジアやアフリカを支配することの正当化から始まった「ヨーロッパが中心であるという世界観」であり、自由や平等による民主主義と近代科学があるからこそ資主義経済が成り立ち、皆が文化的で豊かな暮らしを享受できるという

    良識的な中間層の声を、いかに政治に反映させるか――【書評】『21世紀の自由論』(佐々木俊尚著)
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