僕だけでなく、世界の多くの人がそこまではやらないだろうと考えていたロシアによるウクライナ侵攻が始まってしまいました。それも国連の常任理事国による、国際法を無視した力による現状変更の動きです。常任理事国が非常に強い権限をもつ国連の限界を改めて感じてしまいます。 ユネスコはすぐに、戦時における文化財の保護のための「ハーグ条約」の遵守や、国際人道法の遵守、教育の保護などを求める声明を発表しました。ロシアにとってのルーツの1つであるキエフ・ルーシの正教会の文化財が破壊されることはないという意見もありますが、戦時は何があるかわかりません。戦況が行き詰り、ロシアがその打開を図れば文化財を破壊して心理的なダメージを与えることもあり得ます。常識的に考えたらあり得ないことだって、今はないとは言えないと思うのです。 今日のニュースで、ロシア軍がキエフのバビ・ヤールを攻撃したというのがありました。ウクライナのキ
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