アマラオ氏の指摘するベテランと若い才能の融合は、14年の母国開催のW杯で生まれるだろうか【写真:AP/アフロ】 今回のコパ・アメリカ(南米選手権)でブラジル代表は決勝トーナメントへ進んだが、準々決勝で早々に姿を消し、大会の主役にはなれなかった。今大会のブラジル代表に対する総括と、母国ブラジルで行われる2014年ワールドカップ(W杯)に向けたセレソン(ブラジル代表)の課題を、FC東京で長く活躍した“KING OF TOKYO(キング・オブ・トーキョー)”アマラオ氏に聞いた。 ■ベテランの必要性を強く感じた大会 今大会のブラジル代表の戦いを見て最初に感じたことは、ドゥンガ前監督の“守備的サッカー”から一転し、若い才能が集結したブラジルらしい“超攻撃サッカー”を目指すメネーゼス監督の強い意思だった。結果は残念だったが、守備的に戦うパラグアイやウルグアイなどの南米のライバルと違い、「ブラジルは攻撃
コラム 【セルジオ越後コラム】サッカー文化成熟を妨げるメディアの姿勢 Tweet 2011年07月29日15:35 Category:コラムセルジオ越後 コパ・アメリカで、ウルグアイが優勝した。パラグアイとの決勝では3−0の快勝を収め、そのカウンター攻撃の鋭さを見せつけたね。 優勝の要因としてあげられるのが、昨年のW杯からほとんどチームをいじっていないという点だ。W杯で結果を残したチームから、メンバーも、やり方も、ほぼ踏襲している。だから、チームワークはすでに熟成しており、各選手の役割分担も明確だった。シーズンが終わって、短期間だけパッと集まっても、違和感なく自分たちのサッカーをすることができるというわけだ。誰が一軍だかわからない状態のブラジルやアルゼンチンとは、チームとしての成熟度で差をつけていたね。 しかし言い換えると、選手層が厚くないということになる。フォルランやスアレスがいなくなっ
コパ・アメリカ(南米選手権)は現地時間24日に決勝が行なわれ、ウルグアイがパラグアイを3対0で下して優勝を決めた。この試合で2得点を挙げ、勝利に大きく貢献したウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランは、同選手の父、祖父に続き一家三代揃ってのコパ制覇という偉業を達成している。ロイター通信が報じた。 フォルランの母方の祖父であるフアン・カルロス・コラーソ氏と、同選手の父であり、1966年、74年W杯にも出場しているパブロ氏は、ともにウルグアイ代表としてコパ・アメリカを制した経験を持つ。フォルランは決勝の試合後、「僕の一家は祖父、父に続いて僕もサッカーの歴史に名を残すことができた」とコメント。「僕の祖父と父も南米王者になったことがあるんだ。これはそうそう起こることではない。誇りに思うよ」と偉業達成を喜んだ。 2010年W杯では大会MVPにも輝き、ウルグアイのベスト4進出に大きく貢献したフォルラン。
アルゼンチンは呼べるすべてのスター選手を招集したにもかかわらず、準々決勝で姿を消した【写真:AP/アフロ】 セルヒオ・バティスタ監督がどれだけ否定したところで、自国開催のコパ・アメリカ(南米選手権)でアルゼンチン代表が失態を犯したことは、火を見るより明らかだ。今回の敗退により、18年続いてきたアルゼンチンの無冠時代は、少なくとも21年間まで延びることになった。次の機会となる2014年のワールドカップ(W杯)・ブラジル大会に向けては、まず予選を勝ち抜くことが課題となる。 隣国ウルグアイとの伝統の一戦をPK戦の末に落とした後、会見に臨んだバティスタ監督は「やれることはすべてやり尽くしたが、うまくいかなかった」と語り、この敗退を失態と見なすことを拒んだ。だが、彼が良かれと思って行っている試行錯誤は、チームを地獄へと導いていると人々は主張している。 自国開催というアドバンテージに加え、世界最高
第3戦のコスタリカ戦、キックオフ前から歌い、気合十分だったアルゼンチンサポーター【写真:AP/アフロ】 グループCの4試合を追いかけた後、コルドバへやって来た。メンドーサからコルドバまで約600キロ。バスだと11時間半かかるが、飛行機もちょうどいい時間のものがない。そのためようやくコルドバのバスターミナルに着いたころにはブラジル対パラグアイが終盤に差し掛かっており、食堂のテレビをチラリと見てみたら2−1でパラグアイが勝っていた。 結局フレッジのゴールでブラジルは何とか2−2で引き分けた。南米のビッグ2、アルゼンチンもブラジルも、グループリーグ2試合を終えて共に2引き分けとなったのである。両チームがグループリーグ最終戦2試合を戦うコルドバは、実にスリリングな試合の舞台となったのだ。 コルドバはサン・マルティン広場を中心に、昔ながらのきれいな建物が有名で、世界遺産にも指定されている。しかし
サッカーの南米王者を決めるコパ・アメリカ(南米選手権)が8日(日本時間9日)、アルゼンチンで行われ、ウルグアイはチリと1−1で引き分けた。ウルグアイは初戦のペルー戦に続き、2試合連続ドローとなった。一方、チリは勝ち点4とし、グループリーグ突破へ前進している。 以下は、試合後のチリ代表クラウディオ・ボルギ監督のコメント。 「ウルグアイと対戦するにあたって最も大きな問題は、彼らが絶対にギブアップしないということだ。相手のFW陣はポジションを固定せずに動き回るので、細心の注意を払う必要があったが、先制された後でようやくそれに気づいた。ウルグアイの選手たちはタフだが、われわれはバルディビアが入ってから挽回(ばんかい)できた。良くないプレーで勝つよりも、(今日のように)良い内容で引き分けるほうがいい。このまま良いプレーを続けていけば、いい結果が得られるだろう。(ビエルサ前監督との違いについて)フ
日本代表の、コパ・アメリカへの参加が決まった。正確にはJFAが参加の方針を示し、南米サッカー連盟が海外組所属クラブの説得に成功したらという条件付きだが。 ひとまず慶賀すべきことだとは思う。僕はサンフレッチェ広島のファンなので、西川周作や森脇良太や李忠成がコパ・アメリカに行けるのなら嬉しくないはずはない。アルゼンチンとガチンコでやれる機会など、サッカー人生通じてそうあるものではない。 いや、機会そのものは何度かあるとしても、その際に自分の実力・年齢・コンディションが伴っているかはわからない。所属チームによっても左右されうるだろう。代表におけるチャンスというのは、それらの要素を掛け合わせれば非常に小さなものだ。ゆえに代表に懸ける選手の気持ちは、十分に汲みたい。今回は海外組が主体となるが、 > 南米サッカー連盟は14日、公式ホームページで7月にアルゼンチンで開催される南米選手権(コパ・アメリカ)
ここ1週間ほど、JFA(日本サッカー協会)会長の小倉純二は慌ただしく動き回っている。その理由はほかでもない、7月にアルゼンチンで行われるコパ・アメリカ(南米選手権)へ出場するか否かを、数日以内に決めなければならないからだ。 小倉は4日、パラグアイ・アスンシオンでCONMEBOL(南米サッカー連盟)会長のニコラス・レオスにコパ・アメリカへの出場辞退を申し入れ、了承を受けた。だが翌日、開催国であるアルゼンチンのブエノスアイレスにて、AFA(アルゼンチンサッカー協会)会長のフリオ・グロンドーナ、グロンドーナの右腕であるCONMEBOL専務理事のエドゥアルド・デルーカらと会談し、出場の再考を求められた。 小倉はFIFA会長のジョセフ・ブラッターと電話で連絡を取り合いながら、困難な状況から抜け出そうとしている。しかし、その一方でアルゼンチンの幹部たちは状況を悪化させてばかりいる。 3月11日に
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