パリ五輪を終えたなでしこジャパンの次なる目標は、2027年にブラジルで開催予定の女子ワールドカップである。出場12か国だったパリ五輪と違って、32チームによって覇権を争うことになる。 アジアの出場枠は「6」(プレーオフは含まない)と、「2」だったパリ五輪に比べれば予選のハードルは低い。ただ、ヨーロッパの出場枠は「11」(プレーオフを含まない)と、パリ五輪に出られなかったスウェーデン、オランダなど難敵が本大会にズラリと顔を揃えそうだ。 ちなみに、女子サッカーのFIFAランク最新版で1位から10位は以下の通り。アメリカ、イングランド、スペイン、ドイツ、スウェーデン、カナダ、日本、ブラジル、北朝鮮、フランスである。 識者の河治氏は「FIFAランク上位を突き崩す難しさは男子よりも女子のほうが上。そこの壁は本当に厚いです」と言う。 なでしこジャパンは2011年の女子ワールドカップで頂点に立っているが