第二次世界大戦中、ナチス・ドイツは同盟国の日本に対し、領土内のすべてのユダヤ人を殺すよう要請したが、日本はそれを拒否したという。その理由とはいったい何だったのか。ユダヤ系米国人作家とイスラエルの学者が、米国のユダヤ系大手メディア上で語り合う。 This article originally appeared in English at The Forward on January 10, 2017 and is translated with permission. 「ホロコースト時代の日本とユダヤ人」 なぜあのとき、日本はドイツの要請を拒んだのか。そんな問いのもとに書かれたのが、『日章旗のもとでユダヤ人はいかに生き延びたか──ユダヤ人から見た日本のユダヤ政策』(邦訳は2020年刊)だ。 著者のメロン・メッツィーニは、1932年生まれ。イスラエル政府広報局の元局長で、著書に『ゴルダ・メイア
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