第1回(1987年)◆第1回監督・宮地氏インタビュー 第1回ラグビーW杯で日本代表監督を務めた宮地克実氏。3戦全敗の結果に「悔いはある」と振り返った=2019年2月12日、群馬県太田市【時事通信社】 「みんなアマチュアだった」 ラグビーのワールドカップ(W杯)第1回大会は1987年、オーストラリアとニュージーランドの共催で開かれた。16チームが参加しての初めての世界大会。当時の日本代表監督を務めた宮地克実氏(77)に、大会を振り返ってもらった。 ―初開催のW杯に臨んだ心境は。 興奮していた。こういう晴れ舞台でやるんだ、と。あの時代、指導陣も含めてみんなアマチュアだったから。 ―W杯への準備は。 どたばたしてしまったね。大会直前に岡さん(故岡仁詩氏)が監督を辞めて、FWコーチだった自分に回ってきた。海外遠征に行き、いい準備はしてたけどね。本当に急だった。 ―初戦、同格の米国に3点差で敗れた。