エチオピア、タンザニア、ルワンダ、マラウイ……。いずれもGDPは日本よりはるかに低く、発展途上国の扱いを受けている国だ。マラウイに至っては年間所得の平均がわずか1180ドル(約12万7,000円)であり、世界最貧国として、ときおり飢餓や疾病のニュースが報道される。 しかし、これらの国が実は「脱プラスチック先進国」であることをご存知だろうか。JETRO(ジェトロ)の発表によると、アフリカ大陸にある54カ国中、30カ国がプラスチックの規制を導入している。特にケニアとルワンダはプラスチック袋の使用に「罰金もしくは禁固刑」と厳しい罰則を課している。 プラスチックによって起きる「災害」 なぜ、アフリカ諸国でそこまでビニール袋が重罰を受ける対象となったのか。背景にはプラスチック起因の「災害」がある。ルワンダではビニール袋が川をせき止め、洪水の原因になっているとの報告があった。プラスチックが直接人の命を
![「脱プラスチック先進国」アフリカに学ぶレジ袋対策 | Plastic Fighters](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/644dcc5d3ec5a1f117c530bfebebed7f6235d38f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fplasticfs.jp%2F_wp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F07%2Fplasticfs_og_img.jpg)