Author:F爺・小島剛一 F国(= フランス)に住む日本人の爺さん。 専門は、言語学(特にトルコ語、ザザ語、ラズ語など)、民族学、日本語文法、作曲・編曲、合唱指揮など。 詳しいことは「Catégories」欄の「自己紹介」という記事に。
![「タトゥー」って何? (続)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0a742a30435fe62cfbd1bf1374615e02a2f9e3be/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.fc2.com%2Fimage%2Fnoimage.gif)
2月21日、景気後退が続くイタリアでは、専門的な知識・技術を持った人材が国を離れる「頭脳流出」の波が押し寄せている。写真はシチリア州パレルモで昨年10月撮影(2013年 ロイター/Tony Gentile) [ミラノ 21日 ロイター] イタリアでは過去1世紀以上、貧しさから逃れようとする非熟練労働者の海外移住は続いてきた。しかし、景気後退が続く昨今では、専門的な知識・技術を持った人材が国を離れる「頭脳流出」の波が押し寄せている。 海外を目指す技術者、研究者、起業家たち。景気後退が続くイタリアでは、失業率や緊縮策の影響、汚職スキャンダルに対する国民の不満が高まっているが、今週末に行われる総選挙が社会に渦巻く閉塞(へいそく)感を打ち破ると考える人はほとんどいない。
私は、昨年秋から、独立して得た自由を利用して、ギリシャ、ポルトガル、アイルランド、スペインの欧州訪問を繰り返している。1人で現地に飛び、英語と現地語を話す通訳を見つけ、一般家庭を訪問し街頭インタビューを重ねている。 知りたいのは、財政破綻した国家で「普通の市民」がどう生きているか。ここからの連載では、国際報道やマクロデータからは見えないリアルな市民生活の実像を紹介したい。 結論から先に言うと、「日本は数年先に経済的な修羅場を迎えるものの、条件付きながら、それを十分に乗り越えられること」を確信した。 まず、ギリシャ、ポルトガル、アイルランドについて見てみよう。どの国でも庶民層の二極化が顕著だ。資産形成をして1~2年の経済の修羅場をしのげる蓄えを持つ「勝ち組」と持たぬ「負け組」の差が残酷なまでに出ていた。アリ組とキリギリス組の差とでも言えようか。 1年分の蓄えがあれば、国家破綻時もしのげる 蓄
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