修士課程では日本の安全保障と対米関係について書きましたが、研究所に就職後はキューバ担当となり、ラテンアメリカ・カリブ地域の研究を行っています。キューバ研究者としてはキューバと米国の関係、日本とラテンアメリカの国際関係、キューバの社会政策、とやってきて、その後キューバの一党支配体制が続く要因を研究しています。またカリブ地域の地域研究として、コスタリカ、ハイチ、ドミニカ共和国についても研究しました。 キューバの現体制が継続する要因として、社会開発を通じた国民の支持、革命成功前後の迅速な体制変更などを考えつつ研究を進めています。また国際政治では、中国・ロシアの台頭に伴う多極化により変容するキューバの対外関係について、体制存続のための手段としてのキューバ外交研究を行い、同じ共産党一党体制のベトナムと比較を試みています。これらに加え、今年は日本とラテンアメリカ・カリブ地域の総合的な関係についての研究