●『エヴァQ』をDVDで。劇場で観て以来の2度目。劇場で観た時と同様にかなり退屈したのだけど、退屈の原因はおそらく、60分くらいで語るべき話を90分に間延びして語ってしまっているからではないかと思った。話自体がつまらないわけではないのかもしれないと思い直した。 改めて観て気づいたのだけど、これはあからさまに「2」をめぐる話だということで、「2」による関係が破綻して、最後に「3」に至るということなのではないだろうかとも思った。 この作品には様々なペアが登場する(冒頭場面から、マリが「ひとりじゃないの」を歌っている)。中心にいるのはもちろんシンジとカヲルのペアなのだけど、ほかの人物たちもアスカとマリ、ミサトとリツコ、ゲンドウと冬月というペアとして登場するし、ネルフに対してヴィレという組織が出来ている。ヴィレのヴンダ―という戦艦(?)は二つの頭と一組(二本)の腕(翼)を持っているような形態なのに