この記事では、私が Haskell コンパイラを Haskell で書いてみたいと思って勉強した事柄を紹介したいと思います。 Haskell は多くの特徴をもった高水準言語であるため、Haskell コンパイラが行わなければならない仕事はたくさんあります。 しかし、それらを一か所にまとめて述べた教科書のようなものは見当たらなかったので、 結構たくさんの文書を調べてまわる必要がありました。 ここで、それら全てについて詳しく解説するには、 紙幅も私の能力も足りませんが*1、 簡単な紹介と参考文献へのリンクを示しておけば、多少の価値はあるのではないかな…、あればいいな、 と期待しています。 コンパイラに限らず、そこそこの規模のプログラムを作ろうとする場合には、 最初のマイルストーンとなるようなサブ目標を決めるのが良いように思われます。 有名な Wnn における「私の名前は中村です」のようなやつ。