インターネット検索大手の米グーグル日本法人が12年1月にも経団連に入会することが17日、わかった。経団連は成長産業のインターネット関連などの新興企業を増やし、鉄鋼や電力など重厚長大型産業への依存度を下げることを目指している。グーグルは日本を拠点にアジア地域でネットビジネスの主導権を握ろうとしており、両者の思惑が一致した形だ。 経団連は「日本にはグーグルのように世界をリードするネット企業がなく、日本の産業政策を強化する意味で同社の意見を聞く意義は大きい」と世界的な成長企業の入会の意義を強調。早ければ1月の正副会長会議と理事会でグーグルの入会を承認する見通し。 日本は医療、教育などでネットの活用が遅れており、関係者によると、グーグルは経団連入会で日本企業との関係が深まりビジネスチャンスが広がる。また基本ソフト(OS)「アンドロイド」の公開で新ビジネスを展開するグーグルにとって、経団連への入会は