2011/2/227:0 不満との共生、もしくは「無縁社会」の新たな自己責任論〜「孤族の国」を考える(6) 山口浩 「無縁社会」ということばがにわかに注目を集めるようになった。NHKが「キャンペーン無縁社会」として一連の特集番組を放送していた(http://www.nhk.or.jp/muen/)から、おそらくNHK発なのだろう。ちょっとおどろおどろしいことばだとは思うが、まあいわんとするところはわかる。一方、朝日新聞では「孤族の国」という特集(http://www.asahi.com/special/kozoku/)を組んでいる。細かいところはよくわからないが、おおざっぱにいえば、この二つはいずれも、社会のなかで人と人とのつながりが細くなっている点への注目という意味で、似たもののように思う。 ------------------ NHKスペシャル「無縁社会〜三万二千人」、日本の、これから