日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)が、インターネットオークション世界最大手の米イーベイと業務提携することが7日、わかった。 8日に発表する。日本郵便は、英語が得意でない日本人でも海外オークションに出品しやすくする支援サービスを2012年春に始める。さらにイーベイ関連の国際郵送料を現行より2~3割安くするなどして利用者増を目指す方針だ。 日本郵便は、国内で年3%ずつ取扱量が減って採算が悪化している郵便事業を立て直すきっかけにすることを狙っている。イーベイ関連の国際郵便取扱量は、2~3年後に年間数百万個に達すると見込んでいる。 一方、イーベイにとっては、日本発の品ぞろえを大幅に拡充できる。日本の骨董(こっとう)品などの美術品や、漆器などのほか、海外では入手が難しいアニメ関連の本やフィギュアなどの出品を期待している。また、日本の商品の通信販売なども拡充し、こちらの輸送も日本郵便が受け持つ