前輪や後輪にブレーキのない競技用自転車「ピスト」などで公道を走ったとして、京都府警は1日、道交法違反(制動装置不良自転車)の疑いで、京都市右京区の男性飲食店員(29)ら5人を摘発、ただちに交通切符(赤切符)を交付した。 多発する自転車事故を抑止しようと、府警は悪質な違法運転の取り締まりを強化。1日から、ピストでの走行や酒酔い運転に対し、従来の指導や警告を経ずにその場で交通切符を交付する取り組みを始め、京都市内を中心に集中検問を行っていた。 府警によると、府内でブレーキのない自転車を摘発したのは初めて。5人は自転車の購入時にブレーキを外すなどし、いずれも違反であることを知っていたという。