2月29日、東京事変がラストツアー「東京事変 Live Tour 2012 Domestique Bon Voyage」の最終公演を東京・日本武道館にて行った。 暗転し、大歓声ののちに静まり返った場内。するとステージ奥のせり上がりから、椎名林檎(Vo)が「生きる」を歌いながらゆっくりと姿を現した。最新ライブDVD / Blu-ray「Discovery」のジャケット写真を彷彿とさせる民族的かつデコラティブな衣装も、観る者に強烈なインパクトを与え、武道館には悲鳴と歓声がこだまする。椎名は荘厳な弦の音に乗せてゆったりと歌いつつ、一歩ずつステージ前方へ。そしてオリジナルの音源どおり曲がアッパーに転調した瞬間、バンドメンバー4人が一斉に演奏を始め、背面スクリーンが真ん中から2つに分かれて開き、斎藤ネコ率いる40名の大編成オーケストラが姿を現した。 間髪入れずに「新しい文明開化」で、椎名は拡声器を使