東京電力福島第一原子力発電所の事故による風評被害で、農作物や水産物などの売り上げが落ち込んでいることから、17日、福島県の佐藤雄平知事が東京を訪れて、福島県産の食べ物の安全・安心をPRする取り組みを始めると発表しました。 この取り組みのねらいと、今も厳しい状況が続く福島県内の農家や観光業界の実情についてお伝えします。 安全・安心PRの取り組み強化 新しい取り組みは「ふくしま 新発売。」プロジェクトと名付けられ、安全が確認された福島県産の農林水産物の魅力を広く知ってもらい、消費拡大につなげようというものです。 東京・千代田区で開かれた発表会で、佐藤知事は「消費者に信頼される検査体制を整備するとともに、福島県産の農林水産物の情報を全国に迅速に届けて、風評を払拭(ふっしょく)していきたい」と述べました。 また、専用のホームページが17日から開設され、食べ物の産地や収穫時期などを入力して検査の