印刷 行方不明になっていたレオナルド・ダビンチの「サルバトール・ムンディ」。右手を天に向け、左手に水晶玉を持ったキリストが描かれている=AP イタリアのルネサンス期の芸術家レオナルド・ダビンチが1500年ごろ描き、その後、英国王の手を経るなどして長年行方不明になっていた油絵がニューヨークで見つかった。ロンドンのナショナルギャラリーで11月から展示される。AP通信が11日、伝えた。米の芸術誌などは、2億ドル(約160億円)の価値があるとしている。 キリストを描いた絵の題名は「サルバトール・ムンディ」(救世主)。キリストが右手は天を指し、左手に水晶玉を持っている。 17世紀に英国王チャールズ1世が所有していたが、18世紀半ばに競売にかけられた。1900年には作者不明のまま英国のコレクターに売却された。2005年に米国のオークションで現在の所有者が落札。その後、専門家らが調べ、ダビンチの作