理化学研究所(理研)と富士通は11月2日、両者が共同開発を進めている次世代スーパーコンピュータ「京」がLINPACKベンチマークテストで10.51ぺタフロップスの性能を記録したと発表した。実行効率も93.2%を達成している。 京は8月末に864筐体全ての搬入と据え付けが完了。今回の計測は、864筐体の8万8128CPU(理論性能11.28ペタフロップス)による最終構成のシステムでの基本動作と設計性能を確認する目的で実施され、実行時間は29時間28分だった。この間は無故障で全システムが安定稼働し、設計通りの性能と安定性を実証できたとしている。 6月に実施したLINPACKベンチマークによる性能評価では8.162ペタフロップスの性能と93.0%の実行効率を達成し、LINPACKベンチマークTop500で国産スーパーコンピュータとしては7年ぶりとなる首位を獲得。理研と富士通は今回の評価結果をTo