総合スーパーとして親しまれてきた「ジャスコ」や「サティ」の店舗名が消える。イオン傘下のイオンリテール(千葉市)とサティを運営するマイカル(大阪市)が3月1日付で合併することに伴い、店舗名を「イオン」に統一するためだ。 マイカルなどが運営するサティ92店舗のうち、閉店が決まっている1店舗以外は、1日付でイオンに店舗名を変更。イオン傘下のジャスコ294店舗も名前を変える。 ジャスコは1970年、岡田屋など地域スーパーが合併して誕生。2001年に社名をイオンに変更した後も、総合スーパーのブランド名として存続してきた。一方、サティを運営するマイカルの前身ニチイは63年設立。84年にサティ1号店を出店、全店をサティブランドに切り替えてきた。マイカルは過大な不動産投資などが原因で01年に経営破綻し、イオンの傘下に入っていた。