昨年末、急に飛び込んできたWinny開発者 金子勇氏の無罪の報道。 今回の裁判で争われたのは「Winnyが違法であるか」という、 いわゆる包丁論ではなく、金子氏が著作権侵害を許容しながらWinnyを開発し、 そして提供し続けたのかということでした。 ここ数年librahack事件や、 不正指令電磁的記録作成罪(いわゆるウイルス作成罪)の成立など、 ソフトウェア開発者とそのソフトウェアについての関係や、 責任を問われることが増えてきました。 また最近ではプライバシーの問題でも、 ソフトウェア開発者の責任が問われる事象も増えています。 多くの人がプログラム開発やサービス運営に関わる時代、 プログラマはどんなことを考え、 そしてイノベーションを生み出していけばいいのでしょうか。 今回のネットの羅針盤ではこのような背景からソフトウェア開発者の責任について、 豪華ゲストをお迎えして考えていきます。