8月にリリースされたアルバム「ゼロコンマ、色とりどりの世界」を携えて行われたこの日のライブは、フロアに舞台が設けられ、観客がそれをぐるりと囲むセンターステージ形式で実施。メンバーは向かい合わせでパフォーマンスするという、マスドレにとって初の試みが行われた。 会場が暗転すると、真っ白なスクリーンに次々とMASS OF THE FERMENTING DREGSの楽曲タイトルが映し出され、フロアの興奮を高めていく。するとふいにフロア脇の扉が開き、宮本菜津子(Vo,B)、石本知恵美(G)、吉野功(Dr)が、オーディエンスをかき分けるように入場。オーディエンスは「ウォー!」という歓声をあげながら3人を出迎えた。 1曲目として披露されたのは「ゼロコンマ、色とりどりの世界」。宮本の「行くで! せーの!」という威勢の良い掛け声とともに爆音がスピーカーから放たれ、フロアからは盛大なoiコールが沸き起こった。