昨年末のことですが、新潟県妙高市で開かれた中高生が将来の夢や目標を考える「キャリア教育フォーラム」というイベントのパネルディスカッションに、社会人代表のパネリストとして招かれました。 中高生が将来の夢や目標について考えるイベントですから、本来なら私が「夢や目標って大事だよ!」「目標に向かって諦めずに努力しよう!」と熱く語るタイプだったら良かったのでしょう。 けれども私、実は夢や目標の話があまり得意ではありません。「夢は?」「目標は?」「どうなりたいの?」と矢継ぎ早に質問されると、何となく息苦しさを感じてしまいます。しかも、「熱さ」を表に出すタイプでもありません。 だからといって、「夢や目標はなくていい」と言いたいわけではもちろんありません。これから、さまざまな可能性が待っている中高生には大きな夢や目標を抱いてほしいし、実現してほしい。 けれども、私自身、学生時代はそれほど大きな夢や目標を持