リクエストしておいて、御礼が遅くなってしまいましたが、ありがとうございます。 こっちのほうじゃなくて、次のエントリーのコメ欄で実質的にこの話が盛り上がっていて、私もそうだそうだと頷いて拝見しているのですが、そこではあまり論じられていないポイントの1つとして、「法化社会論」が迷走していることが挙げられると思います。 もともとは、社会の各所に散在する透明性の低い意思決定・紛争解決システムに替えて、法律・法律家というプレーヤーを中心とした透明性の高いシステムを作ることが、人権保護の上でも、経済的自由の実現の上でも、有益だと言うことだったと思います。 しかし、日本人にとってけっきょく法とはアリバイにほかならず、(ここはお叱りを受けることを覚悟で書くのですが)法律家も個別の事例で上手にアリバイを作ることが期待され、またそのように振舞うことが少なくないのではないかと。 「法」というシステムの上では、日