2022年3月24日、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の試射を指導する金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記。朝鮮中央通信が配信した=朝鮮通信 防衛省は3日夜、北朝鮮が同日午後9時半過ぎから3発の弾道ミサイルを発射したと発表した。いずれも朝鮮半島東側の日本海に落下し、日本の排他的経済水域(EEZ)外だったと推定されるという。 【画像】軍事演習を視察する金正恩氏と妻の李雪主氏=労働新聞のホームページから。なぜ軍人でない李氏が参加したのか 北朝鮮は同国内陸部から午後9時34分、同39分、同42分にミサイルを発射した。いずれも最高高度は約150キロ、飛翔(ひしょう)距離は約500キロだったとみられる。日本政府は北京の大使館ルートを通じて、厳重に抗議し、強く非難したという。 浜田靖一防衛相は記者団の取材に応じ、「急速に挑発をエスカレートさせる一連の行動は、我が国、地域および国際社