「ヒカルの碁」旋風僕が中学生の頃、「ヒカルの碁」の影響で空前の囲碁ブームが巻き起こっていました。 僕もヒカ碁旋風に煽られて、なんとなく囲碁を始めたいなと思っていました。 囲碁に興味がある雰囲気を醸していたら、友人の半田くん(仮名)に声をかけられました。 「今から碁会所に行くけど、お前も来ない?」 … 連れて行かれたのは駅前の雑居ビル5Fにある、薄暗くてタバコ臭い碁会所です。半田くんはそこで白髪まじりのおじさんたちと対局し、次々と打ち負かしていました。みんな一斉に碁を打っていて、部屋中にパチン、パチンと碁を打つ音が響いていました。 中学生囲碁ワナビーの僕にはストイックで、奥ゆかしい大人の世界に踏み込めたような気がして、すっかり碁会所の虜になりました。 帰り道、碁会所の空間に興奮し、ぜったいに囲碁を始めたいことを半田くんに伝えました。囲碁のルールは簡単だからすぐ始められる、と言ってくれました。
![ヒカルの碁の囲碁ルールブックを読んだ翌日に大会出て、幼稚園児と殴り合った話|ぐんぴぃ(バキ童・春とヒコーキ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1085b2f33923a71c3ae6cf2776d7da5baffd1a45/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F35750702%2Frectangle_large_type_2_a078272729b61caba4d51ad5e5664913.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)