ライフネット生命、原価を全面開示 「安さ単純比較」業界“渋い顔” (1/2ページ) 2008.12.16 16:34 インターネット専業の生命保険会社として今春開業したライフネット生命保険が、保険商品の原価の全面開示に踏み切った。生命保険のコストは、保険金の支払いに充てられる部分と、保険会社の運営費や利益になる部分があるが、これまで内訳が明らかにされたケースはなかった。ライフネットは、人件費や手数料を抑えた価格優位性をアピールし、顧客獲得に結びつける戦略だが、大手を含めた生保各社は「質に見合った価格設定」と反発している。 ライフネット生命は11月21日、中間決算発表に合わせて全商品の原価を、ウェブサイトなどで公開した。それ以来、サイトの閲覧数は増え続け、8日には1日当たりのアクセスが開業以来最高の24万件に達した。 保険料の内訳を大別すると、保険金の支払いに充てられる「純保険料」と、運営