【ロサンゼルス時事】米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)、ドルフィンズの選手間でいじめが行われた疑いが持ち上がり、リーグがこのほど調査に乗り出した。 NFL公式サイトなどによると、ジョナサン・マーティン選手(24)が一部のチームメートから、自分が参加していないラスベガス旅行の代金1万5000ドル(約148万円)を要求されたほか、日常的に自分や家族に対する中傷を受けていた。ドルフィンズは4日までに、同選手に人種差別的な発言をしていたとして、リッチー・インコグニト選手(30)を無期限の出場停止処分とした。 マーティン選手は10月末、食堂で着席した際に周りの選手が席を立ったことをきっかけにチームを離脱。精神的苦痛を訴え、療養中という。これらの行為については、チームが以前から把握していた可能性があり、対応が適切だったかも調査の対象となる。