運動していると、一酸化窒素の生成で、血管拡張が起こり、筋肉への血液循環が増えます。 では、運動後、どうやって血液循環が高いまま、運動後の血圧降下を起こすのでしょうか。 硝酸塩は、唾液腺に吸収され、唾液とともに排泄されますが、口腔細菌によって、体内での一酸化窒素の生成を促す重要な分子である「亜硝酸塩」に転換されます。 亜硝酸塩を含んだ唾液を飲み込むと、素早く血液に吸収され、これによって一酸化窒素を生成し、血管の直径が大きくなって、運動後も血圧の下がった状態が続きます。 血管が広がることで酸素を運ぶ血液の量が増え、マラソンなどの有酸素運動のパフォーマンスを向上させるといわれています。 口腔細菌を阻害し、硝酸塩から亜硝酸塩への転換を妨げると、運動後低血圧に影響が及ぶのかどうかを検証した実験があります。 ランニングマシンで運動させ、運動直後から30分ごとに4回、口をすすぐように指示。 口をすすぐ液
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