8月27日、石川県加賀市動橋町のぐず焼きまつりを訪れた。巨大な怪物のような姿をした「化けグズ」を焼き払うお祭りであり、その迫力は圧巻だった。このモチーフはワニなのか?蛇なのか?様々に想像を掻き立てるこのユニークなまつりの実態に迫る。 ぐず焼きまつりとは何か? 毎年8月27日から29日の3日間、石川県加賀市動橋(いぶりはし)町振橋神社で行われるお祭り。前夜祭が行われる27日の夕方に、「化けグズ」と呼ばれる張り子の神輿を担ぎ町内を練り歩いたのち、神社の境内で燃え盛る火の中に「化けグズ」を投げ入れ、一気に燃やす。ところで、この「化けグズ」とは一体なんだろうか?グズとはゴリという魚(淡水に棲むハゼの幼魚)の呼び名で、この地域にある動橋川でよく見られる。今では河原が少なくなって川に入ることもなくなったが、子供達はよく川遊びで捕まえていた魚だった。食べても美味しくないから「くず」と呼ばれていたことがグ
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