かつて日本の強みだったさまざまな産業が、中国に追い抜いかれてる。なぜあっさりと逆転されたのか。拓殖大学の富坂聰教授は「根底にあるのは容赦なきトライ&エラーだ。日本は、彼らの失敗を笑っている場合ではない」という。『おそるべき「中国一強」時代』(小学館新書)の刊行を機に、ノンフィクションライターの山川徹さんが聞いた――。 【写真をみる】ハリム駅に停車中のEMU KCIC400AF Whoosh ■「見たい現実しか見ない」 ――中国政府の失敗に関する記事が、主にウェブニュースで頻繁に取り上げられています。最近では、「中国主導で建設されたインドネシアの高速鉄道の失敗(想定を下回る乗客数、約1兆円に膨れ上がった事業費の膨張)」が話題となっています。こうした動きについてどう感じていますか。 【富坂】私は鉄道の専門家ではないですが、こうした報道が好まれる背景には「見たいものしか見ない」という意識があるの

