日本で映画を撮影しようとすると、道路や公園などの使用許可がなかなか下りない-。というのがこれまでの常識だったが、その規制を改善し、映像制作の機会を増やすことを目的に総合特区に指定された「札幌コンテンツ特区」が、いよいよ始動する。推進組織の「札幌映像機構」も5月に設立され、まずはロケのコーディネートを行うリエゾンオフィサーの認定制度をスタートさせる。札幌の街を舞台にド派手なカーアクションが繰り広げられる日も近い!?(札幌支局 藤井克郎) 10月2日、札幌市中央区の札幌パークホテルには、市の政財界や映像業界の関係者ら約200人が集まっていた。昨年12月に国の総合特区に指定された札幌コンテンツ特区と、その推進組織の札幌映像機構(SAS=Screen Authority Sapporo)の全容がこの日、明らかにされたのだ。 「クリエーターの育成や支援をしてきた『さっぽろ産業振興財団』の1部署として