早川書房は、永遠の名作の商品化というコンセプトでHAYAKAWA FACTORYというブランドを展開し、好評を得ている。2018年7月に第1弾としてレイ・ブラッドベリ『華氏451度』、ジョージ・オーウェル『一九八四年』などSF関連Tシャツ9種を発売して以来、トートバッグ、マグカップ、ノート、ブックカバー、マスクなどアイテム数を増やしてきた。同社刊行のSFやミステリなどの翻訳小説をモチーフにグッズ化するだけでなく、最近では、SF作品がもたらす感動を表現した言葉「センス・オブ・ワンダー」をもじった商品「扇子・オブ・ワンダー」も評判になった。このブランドはどのように育ってきたのか、担当者の山口晶氏に話を聞いた。(円堂都司昭/9月14日取材・構成) 始まりは『電気羊』Tシャツから 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のTシャツ ――このプロジェクトは、いつからスタートしたんですか。 山口:HAY
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