続編としての形 成功した作品の続編とは難しいものだ。 前作という基盤があるから楽が出来るなんてことはそうそうない。前作の魅力を活かせながらも、続編としてのオリジナリティを持つ必要がある。もちろん、向上したクオリティは基本中の基本だ。続編に対する消費者の期待と評価は、初作より厳しい。 もちろん「ラブライブ!サンシャイン!!」もそういう問題に直面していた。 一般的な続編より厳しい状況だったと言えよう。この作品の成り立ちがどれだけ大変なことであったかなんて今更詳しく説明する必要もないはず。普通に成功したって前作のおかげになるだけだし、失敗したら何を言われるかなんて目に見えていた。あまりにも悪すぎる状況。 どうするべきか。 諸々の問題を無視する方法もあるし、何なら都合のいい抜け道だってある。それらは決して悪い手段ではなく、普通に冴えたやりかたであるとも言えるが、しかしこの作品は問題と向き合うことを