(C)Hideyuki KAMON.福島第一原発事故で東京電力がまき散らした放射性物質によって、福島県内からの製材所から発生する樹皮などの木くず約2万トンが行き場を失っている。製材業者などでつくる福島県木材協同組合連合会は東電に受け入れを要請したものの、東電はこれを拒否。同連合会の担当者は4日、「八方ふさがりの状態だ」と苦境を訴えた。 通常、伐採した樹木を製材する過程で発生する樹皮は引き取られ、堆肥や畜舎の床敷きなどに再利用される。ところが東電原発事故にともなう放射性物質の拡散により、林野庁の調査で樹皮からも放射性セシウムを検出。毎月発生する4千トンの樹皮の大半が、引き取り手のないまま仮置き場などに野積みされている。 同連合会はこれらの樹皮を、東電広野火力発電所(福島県広野町)の5号機で燃料として利用するよう求めたが、東電は「5号機は石炭火力。石炭の燃えがら(石炭灰)の全量を石こうに再利用
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