■電力「緊急調整」に見通し ■北電 自家発電購入含め確保 【渕沢貴子】北海道電力は30日、今冬に電力不足のおそれが出た時に大口利用者に電力使用を抑えてもらう「緊急調整プログラム」で、29日時点で約31万キロワット分を確保した、と発表した。目標は33万キロワットで、北電は「達成できる見通し」としている。 政府は道内について、12月10日から電力需要が過去最大だった2010年度に比べて7%以上の節電をするよう求めている。 緊急調整プログラムはこの数値目標付きの節電期間に、今夏のように計画停電の準備をしなくても済むように導入された。契約電力が500キロワット以上の大口利用者に、電力料金を割り引く代わりに使用電力の削減を求めるもので、3%は必要とされる電力供給の余力(予備率)が1%以下になった時に発動される。 火力発電所などのトラブルを想定すると、33万キロワットの確保が必要とされ、北電は