国会対策委員長代理になった私の仕事ですが、いちばん大変な時期は国会の開始直前です。昨日のニュースでも「国会の会期末が12月9日に決まった」ということが報道されていましたが、この「会期末決め」が政治的にはとても重要です。 国会の召集日を決めるのは内閣です。つまり「始まる日」は内閣が決めますが、「終わる日」は国会で決めます。国会には与党と野党がいるわけで、与野党の話し合いで「終わる日」を決めます。 なぜ「終わる日」が重要かといえば、与党と野党で事情が異なります。 政府・与党側の事情 1. 森友・加計学園の問題を予算委員会や文部科学委員会で追及されるのはいやだ。だから国会の会期は短い方がよい。*前回の臨時国会冒頭で解散し、疑惑追及を恐れて国会審議をまったくやらなかったのがよい例です。 2.あまり審議から逃げると、国民から「疑惑隠しだ」とか「国会できちんと議論せよ」といった批判を受けるので、最低限