2007年04月14日00:02 カテゴリ仕事書籍 アニメを語ること1(「駄作」について) 『「アニメ評論家」宣言』から、自分の評論のスタンスについて書いた文章の一部分を抜き書きして掲載します。まあスタンスといってもこれはその一部ではあるのですが。 (ここから) しかし一方で評論という「駄作に対して正当な批判をすることで淘汰し、良作の比率を増やす」という役割を期待されることも多い。もちろん話芸としての「辛口評論」というのはあるだろうし、僕もそういう原稿は好きだ。しかし、僕は「辛辣な評論は駄作を淘汰する」という考えは、少なくともアニメには当てはまらないと考えている。もし、辛口評論を書いている人が、読者サービスではなく「アニメ業界のため」を口にしたら、僕は眉の上につばを塗るだろう。 ある駄作が放送されたとして、極端な状況を考えてみよう。 1、本当に良作を作りたいと考えている制作者は批評など読む
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