『分かっていても泣かされる。映画「犬とあなたの物語 いぬのえいが」、他』
★この記事の携帯版はこちら。 ▼分かっていても泣かされる。映画「犬とあなたの物語 いぬのえいが」 （C）2010「犬とあなたの物語」製作委員会 犬と人間との関係を様々な形で見せてくれる オムニバス映画「いぬのえいが」の第2弾が今週末より公開。 中尾彬、篠田麻里子、高畑淳子、内野聖陽、大森南朋、松嶋菜々子、青木裕子、 芦田愛菜、北乃きい、坂井真紀、戸田菜穂ら、前作と同じく豪華キャストが顔を揃えている。 全エピソードをざっと紹介しておくと 大森南朋と松嶋菜々子が夫婦役を演じる「犬の名前」をメインに 中尾彬が本人役で出演する「あきら！」、 青木裕子がペットを溺愛する人々を取材する「愛犬家をたずねて。」、 愛犬を誘拐された夫妻のために内野聖陽が刑事となって活躍する「DOG NAP」、 息子の結婚式だというのに、家に残してきた愛犬が気になって仕方ない母親を 高畑淳子がコミカルに演じる「お母さんは心配
『夢のタイムリミット。映画「ソラニン」宮﨑あおい 高良健吾』
★今回の記事の携帯向けはこちら。 （C）2010 浅野いにお・小学館／「ソラニン」製作委員会／写真：太田好治 2011年11月25日発売■Blu-ray：「ソラニン」 ■DVD：「ソラニン メモリアル・エディション」 ■DVD：「ソラニン スタンダード・エディション」 OL生活2年目の芽衣子と、フリーターをしながらバンドで活動する種田。 大学時代に出会った二人は、東京の片隅の小さなアパートで同棲生活を送っていた。 ある日、嫌みな上司と面白味のない仕事に嫌気がさした芽衣子は会社を退職。 バイトに精を出す種田も、実はギターが弾きたくて仕方がない。 どこかで区切りをつけなければ先に進めないと思った種田は、 渾身の想いを込めた新曲「ソラニン」を完成。 サンプルCDを各社に送り、これでダメなら音楽は諦めると決意する。 しかし種田の情熱は、厳しい現実の前に敢えなく砕け散ってしまう。 主演は「篤姫」「少
『大人のエロス満載、ドロンジョ最高。映画「ヤッターマン」』
★今回の記事の携帯向けはこちら。 (C)タツノコプロ／ヤッターマン製作委員会 2009年09月25日発売■BD：「ヤッターマン てんこ盛りブルーレイ」 2009年09月25日発売■DVD：「ヤッターマン てんこ盛りDVD」 深田恭子というのは不思議な女優だ。 演技が取り立てて上手いわけではない、どちらかと言えば下手ですらあるのに、 「阿修羅のごとく」「下妻物語」「富豪刑事」「山おんな壁おんな」など、 定期的に「この役は深田恭子しか出来ない」と思わせるほど 奇跡的なキャスティングと巡り会ってきた。 今回のドロンジョ役も、原作のイメージからはかけ離れているものの、 原作にはない、「乙女なドロンジョ」像を見事に作り上げている。 この世に4つ存在し、全て集めると願いが叶うと言われているドクロストーンを求めて、 今日もドロンボー一味（深田恭子、生瀬勝久、ケンドーコバヤシ）は 悪徳商売に精を出してメカ
『実写版「鉄コン」的な仕上がり。映画「ヘブンズドア」』
★今回の記事の携帯向けはこちら。 （ｃ）アスミック・エース エンタテインメント／フジテレビジョン／ジェイ・ストーム ■DVD：「ヘブンズ・ドア プレミアムBOX」 ■DVD：「ヘブンズ・ドア スタンダード・エディション」 ■BD：「ヘブンズ・ドア」 2006年公開の劇場用アニメ作品のベスト1を挙げろと言われたら、 私は間違いなく「鉄コン筋クリート」と答えるだろう。 （ベスト3ならば、残りの2作は「パプリカ」と「時をかける少女」） その「鉄コン」で監督デビューを飾ったマイケル・アリアスの2作目は、 アニメではなく実写作品であった。 原案は、1997年に公開（日本公開は1999年）された トーマス・ヤーン監督のドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」。 余命僅かと知った男二人が、生まれてから一度も見たことのない海を目指して 疾走するロードムービーの傑作を、マイケル・アリアスはどうアレンジし
『夢と現を掻き乱す、筒井康隆×今敏の名コンビ「パプリカ」』
■DVD：「パプリカ DX版／通常版／Blue-Ray版／UMD」 ■CD：「パプリカ オリジナルサウンドトラック」 劇場用作品としては「東京ゴッドファーザーズ」から3年振りとなる 今敏監督の期待の最新作。それが「パプリカ」である。 【あらすじ】 他人の夢に入り込み、共有することができる機械「DCミニ」。 最先端の精神治療に役立てるべく開発中の夢のマシンが、 何者かによって突如盗難された。 未完成の「DCミニ」はアクセス制御がされていなかったため、 本部のサーバーに不審者が侵入、 研究員の脳内が乗っ取られ、自殺や事故を引き起こした。 事件解決に乗り出したのは、謎の女性セラピスト「パプリカ」。 本当の犯人を見つけ出すため、 彼女は危険な夢の中へとダイブしていった。 「パプリカ」のブログパーツが配布中という記事の中で、 >ストーリーは「妄想代理人」、夢の世界の演出は「千年女優」といった印象 と
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