庵治石の基本情報 庵治石は、香川県高松市東部の庵治町・牟礼町でのみ産出される高級石材。 マグマが冷え固まってできた火成岩、中でも花崗岩に属する。火成岩はおよそ8000万年前の白亜紀後期に形成されたとされ、800度にものぼるマグマが数万〜100万年単位で冷え固まり、結晶化したものだ。 風化に耐え、繊細な細工も可能な細やかな石質から、古くから墓石材、石灯籠などの細工物に利用されてきた。中でも細目 (こまめ) と呼ばれる特にきめの細かい庵治石は、磨くと青黒いツヤを帯び、墓石材として世界一とも称される。山麓の庵治町・牟礼町一帯は石材を加工する職人が古くから住み、全国でも有数の高度な石材加工、墓石加工の街として知られる。 工芸のジャンル 石工品 主な産地 香川県高松市庵治町、牟礼町 日本一高価な石と言われる庵治石 (あじいし)。別名「花崗岩のダイヤモンド」とも呼ばれ、主に高級墓石材として活用されてい