銀座のソニービルが取り壊しになるという。 銀座のソニービルは、1966年4月29日にオープンした。 日本で一番地価の高い銀座の一等地、設計者は東京オリンピックの駒沢体育館などを設計した芦原義信氏。 後のソニー社長となる、創業者メンバである盛田昭夫とホテルオークラで徹夜でディスカッションをした。 そして、ものを売る場所ではなく、ショールームとしてこの場は築かれた。 当時世界最速のエレベーターを備えた最新鋭のビル。一階ぶんを田の字型に4つに区切り、一回りすると一階ぶん上がるという斬新な構造を取り入れている*1。 当初はトヨタ、サントリー、富士ゼロックスのショールームなども共存しており、晴海側の壁面には2300個ものテレビを並べていたという。 この、銀座の象徴的ビルが、なくなる。東京オリンピックの年に着工したビルが、2回目の東京オリンピックを目の前に、なくなる。 ソニー展のときめき このビルなの