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ブックマーク / www.cinra.net (6)

  • なぜギリシャの鬼才監督は『哀れなるものたち』を映画化した?奇書と称される原作小説との比較から探る | CINRA

    映画『哀れなるものたち』は、『第80回ヴェネツィア国際映画祭』金獅子賞(最高賞)に輝くなど高い評価を得ている話題作だ。2024年3月に発表される米『アカデミー賞』でも複数部門のノミネートが期待されている。 『クルエラ』(2021年)のエマ・ストーン、『アベンジャーズ』シリーズのマーク・ラファロ、名優ウィレム・デフォーら豪華キャストを率いたのは、ギリシャ出身の鬼才監督ヨルゴス・ランティモス。『女王陛下のお気に入り』(2018年)や『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2017年)などを手がけ、ダークで難解な作風と強烈な作家性、そして作品の確かな完成度で、目利きの批評家や観客から熱狂的な支持を受けている。 作はランティモスにとって初めての「原作つき作品」となった。スコットランドの奇才、アラスター・グレイが1992年に発表した原作小説は、奇妙かつ複雑な構成と文脈がうねうね

    なぜギリシャの鬼才監督は『哀れなるものたち』を映画化した?奇書と称される原作小説との比較から探る | CINRA
  • 全盲のeスポーツプレイヤーたちが開発に協力。『ストリートファイター6』のアクセシビリティ向上はどう実現した? | CINRA

    近年のビデオゲームの進化はめざましい。技術の発達で、現実と見まがうようなリアルなグラフィックのゲームがいくつもつくられ、またオンラインを介して国籍や言葉を超えた多様なプレイヤーが仮想世界の冒険や戦いや出会いを楽しんでいる。 しかしそれと並行して、じつは進化し続けているのがユーザーのアクセシビリティ。障がいなどがある人でもゲームを楽しめる工夫の進化だ。その最前線を突き進んでいるのが人気格闘ゲームの最新作『ストリートファイター6』だ。同作では、eスポーツを介した障がい者の就労支援を行なう株式会社ePARAと共同し、対戦相手との距離やお互いのコンディションをサウンドで把握する工夫などが随所に盛り込まれている。 今回、同作を制作したカプコンからディレクターの中山貴之、サウンドチームの渥美格之進、小池義規、ePARAから代表取締役の加藤大貴、ブラインドeスポーツプレイヤーのNAOYA、今回の共同プロ

    全盲のeスポーツプレイヤーたちが開発に協力。『ストリートファイター6』のアクセシビリティ向上はどう実現した? | CINRA
  • アニメだけでなく、地元への愛も深い。ミーガン・ザ・スタリオンと南部ヒップホップの戦いの歴史 | CINRA

    今年の『SUMMER SONIC』では、ケンドリック・ラマーがヘッドライナーとして出演することが発表されているが、昨年のMegan Thee Stallion(ミーガン・ザ・スタリオン)の初来日は日のヒップホップファンにとって最大のトピックのひとつだったといって差し支えないだろう。 日のアニメに深い愛情を持つことでも話題を振り撒くMegan Thee Stallion(※)だが、稿ではテキサス州ヒューストン育ちというその出自に注目したい。テキサスおよびヒューストンをはじめとしたアメリカ南部のヒップホップはかつて、ヒップホップ誕生の地であるニューヨークのそれに比べると正当に評価されてこなかった歴史があるのだという。 そんな地で育ったMegan Thee Stallionがラップスターにのし上がっていったことからは、どんなことが読みとれるのか。そしてその物語にはどんな背景があるのか。ヒッ

    アニメだけでなく、地元への愛も深い。ミーガン・ザ・スタリオンと南部ヒップホップの戦いの歴史 | CINRA
  • 『桃太郎』から『鬼滅の刃』まで。なぜ「鬼」が愛され続けるのか、民俗学研究者・山崎敬子に聞く | CINRA

    近年、かつてないブームを巻き起こした漫画鬼滅の刃』。主人公である竈門炭治郎が妹・禰豆子や仲間とともに敵に立ち向かう様子には、老若男女が心を揺さぶられ、漫画・アニメ・映画ともに大ヒットを記録した。そんな物語を魅力的に彩るピースのひとつとして挙げられるのが、作中で描かれる多様な「鬼」たちの存在だ。恐ろしく強く、人間を窮地に追い込みながら、最後は涙を残して消えていく……単調な「鬼退治」にならないのは、そんな鬼がいてこそだ。 『鬼滅の刃』のほかにも、鬼が登場する漫画作品は数多く存在する。同じく週刊少年ジャンプで連載されていた『約束のネバーランド』をはじめ、漫画作品には鬼や類似する民俗学的なモチーフがよく用いられる。私たちは一体なぜ、そうしたものに惹かれてしまうのだろう。そもそも、鬼とはどんな存在なのだろうか。 コロナ禍で打撃を受けた全国各地の伝統行事や民俗芸能をサポートするキヤノンマーケティング

    『桃太郎』から『鬼滅の刃』まで。なぜ「鬼」が愛され続けるのか、民俗学研究者・山崎敬子に聞く | CINRA
  • 都築響一が語る、日本のファッションの面白さ、本当のかっこよさ | CINRA

    2020.06.24 Wed Sponsored by 東京オペラシティ アートギャラリー『ドレス・コード? ―着る人たちのゲーム』 おしゃれってなんだろう? パーフェクトなルックスのモデルやインタスタグラマーたちが、日々ファッション誌やInstagramを通して、しつらえのよい服やアクセサリーを身につけて理想のビジョンを提供する。そのように流通しているファッションとはいったい誰のためのものなのだろうか? そんな悩ましい疑問も含めて「ファッションとは?」を考える機会になるのが『ドレス・コード? ―着る人たちのゲーム』展だ。時代、地域、社会階層文化に紐づくファッションのコード(規範)を多角的にとらえる同展では、西欧を中心としたハイファッションのみならず、俗に言うヤンキーやオタク系の文化風俗も取り上げられている。 そんなファッションの多面性を考えるため、同展出品者でもある都築響一に話を聞く機

    都築響一が語る、日本のファッションの面白さ、本当のかっこよさ | CINRA
  • ミュシャの大規模展、大作『スラヴ叙事詩』全20作をチェコ国外で初公開 | CINRA

    『国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業 ミュシャ展』が、3月8日から東京・六木の国立新美術館で開催される。 アール・ヌーヴォーを代表する画家の1人であるアルフォンス・ミュシャ。現在のチェコに位置するモラヴィアに生まれ、27歳でパリに渡ったのちに50歳で故郷に戻り、古代から近代に至るスラヴ民族の歴史を象徴的に描いた連作『スラヴ叙事詩』を17年間かけて制作した。 同展では、最大縦6メートル、横8メートルにおよぶ絵画20点から構成される『スラヴ叙事詩』の全作品をチェコ国外では世界で初めて公開。さらにパリ時代の作品に加え、ミュシャが手掛けた『パリ万国博覧会』の下絵やプラハ市民会館の装飾など約100点を紹介する。 初日の3月8日には、美術評論家で同展の共同監修者であるヴラスタ・チハーコヴァーによる講演会『ミュシャとムハ、アール・ヌーヴォーから《スラヴ叙事詩》への道』を開催。

    ミュシャの大規模展、大作『スラヴ叙事詩』全20作をチェコ国外で初公開 | CINRA
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