読みました。 cakes.mu 諦観と優しさと、前向きさにあふれた名文だと思いました。 自分が離婚経験者だということを踏まえても、こんがらがった糸を無理にほどこうとしたり、意地になって手放さないことは、自分の未来の可能性を損ねる、というのは本当にそうだと思います。特に、他者との関係を構築していく過程のどこかで躓いてしまい「努力や気持ちではどうしようもならないことが、ある」というのを強く実感しましたし、悲しいけれど、そこまで来てしまったら、一度手を離すしかない。 失うことよりも、わたしが一番こわいと感じたのは、問題から目をそらし、ただ静かに時間を過ごしていくことでした。解決しなければいけない何らかの問題を抱えているのに「家族」という仕組みが出来上がってしまっていると、ただそこに一員として座っている方が、うんと楽です。自分の不安や不満から目をそらし、おしこめて何も考えず、家族という箱に乗ったま