島根原子力発電所2号機の中央制御室で致命的な問題が発見されました。中国電力によると、島根原子力発電所2号機の中央制御室に設置されている換気用のダクトから多数の「穴」が発見されたとのことです。 穴が出来た原因は腐食で、あまりにも数が多いことから、中央制御室の気密性にも問題が出ていると見られています。 この報告を受けて、原子力関連機関は国際的な基準に基づく事故の深刻さを下から2番目の「レベル1」と評価し、中国電力に改善を強く促しました。 事故の評価レベルは「0」から「7」の8段階評価となっており、原子力規制委員会は「原子炉の安全性に影響を与えるおそれがあった」と指摘しています。 大きなトラブルや災害が無い状態でレベル1以上の事故評価を受けるのは異例中の異例で、中国電力は「再発防止策を着実に取り組むとともに、安全性の向上に努めたい」などとコメントしていました。 島根原発2号機 ダクト腐食の深刻さ