滞仏日記「日本でも手に入りにくい食材を大量にフランス人に販売する巨大スーパー」よく見ていると、フランス人のお客は日本文化に関心の高い方々なようで、一つ一つの商品の説明を熟読し、わからないことがある、と店員さんをつかまえ、たずねていた。 しかも、その店員さん、相当教育がなされており、正確に商品の扱い方を説明できるのだった。 ぼくは盗み聞きをしながら、まじ、驚いた。（柚子胡椒の使い方を店員さんが力説、うなずく、仏人のお客さんたち、あんたたち、何を作る気？？？） 一階の売り場面積は、きっと六本木の明治屋さんよりも、ちょっと、大きいかもしれない。というか、ぼくがよく行く明治屋さんにもないような商品がずらりと並んでいる。 それも、中国や韓国の商品はなく、オールジャパニーズ、というのが、最大の驚き。日本食も扱うアジア系スーパーというのは、パリにごまんとある。 でも、完全な日本食材店、というと、オペラにある「京子食品」さんなど、数件しかない。 この規模は、ちょっと心配になるくらい
