sen @tencube トルコ周遊からイスタンブールに戻った翌日、一日トラム(路面電車)でイスタンブール観光をしました。時刻は20時を回った程度で、かなり疲れたのでぼちぼち宿へ帰ろうとベンチでトラムとバスの経路を調べていると、そこで一人の外国人に英語で話しかけられました。 2017-03-21 04:06:12
sen @tencube トルコ周遊からイスタンブールに戻った翌日、一日トラム(路面電車)でイスタンブール観光をしました。時刻は20時を回った程度で、かなり疲れたのでぼちぼち宿へ帰ろうとベンチでトラムとバスの経路を調べていると、そこで一人の外国人に英語で話しかけられました。 2017-03-21 04:06:12
最近起こったある出来事について考えたこと。 人間のいろいろな複雑さは、結局のところ、死すべき存在である個人を集めて、何らかの永続的なシステムを形成しなければならないということに起因するのだと思う。 もし、人生というものが「たかだか一世紀弱生きて、死んだらそれでパー」というだけのものでしか無いとしたら、人間は現世における目先の快楽のみを追求し、将来へ向けた活動、例えば勉強なり社会貢献なりを行う基盤が全く失われてしまうことになる。そのいきつくところは利己主義と拝金主義でしかなく、(例えばマトリックスが描いたように、テクノロジーによって提供される覚めない幻覚のような)退廃と堕落の中で穏やかに安楽に干からびていくことになる。 だから、人間の共同体は、国家も、宗教も、会社も、あるいは家庭という一番小さなものでさえ、「個人の死後もそのコミュニティが残り、何らかの形で個人が存在したという事実が残り続けて
消えるテクノロジー テクノロジーは、発達すると"消える"。 とは言っても、テクノロジー自体が無くなるわけではない。むしろ、そのテクノロジーを使った装置の数自体は増えていく。でも、特定のテクノロジーが発達すればするほど、それは小型化し、他のテクノロジーの中に埋めこまれ、混ざり合い、人の眼からは見えなくなって、意識されなくなっていく。 家庭用モーターの歴史 以前読んだ技術史の本に、モーターが発明されたばかりの時代について書かれていた。 まだモーターというものがとても高価だったおよそ一世紀ほど昔のこと。その値段は当時のホワイトカラーの月収の半分程度であり、普通の家庭ではせいぜい一つしか買えなかったのだという。 だから、当時の家庭用の機械、例えばミシン、フードミキサーあるいはグラインダーのような動力を必要とする機械を使うたびに、一つのモーターをいちいち別の機械に付け替えて使っていたのだという。ここ
連休の間に京都に一泊二日で旅行してきました。京都に行くのは都合4回目なのですが、行くたびにいろいろな発見や楽しみがあって本当に楽しいです。 京都の街の中を歩いていると、行政・チェーンの飲食店や宿泊施設から、個人経営と思われる小さい飲食店やおみやげ屋さんに至るまで「我々は、観光都市として生きていくんだー!」 っていう決意(?)とサービス精神を感じます。そういうふつうの人々力強さと心地良さみたいなものから、何度も行ってみたくなる観光都市が作られているんだなぁと感心させられます。 それで、特に面白いなぁと思ったものが、(うっかり写真を撮り忘れてしまったのが残念なのですが)、癌封じのお寺でした。 癌封じのためのお寺が有るって、すごく興味深いと思いませんか? だって、そもそも癌で亡くなる人が少なかった時代から、癌封じのお祈りに対して大きな需要があった、とは考えにくいですよね。そもそも昔の日本では感染
経済思想とは、結局のところ、「自由と平等のバランスをどう取るかという問題なのだ。 」ということを、前にテレビである人が言っていました。 僕はこれを聞いて、なるほどなぁとポンと膝を打つ思いでした。こうやって、複雑な問題を一言で言い表せる人って本当に頭がいいと思います。 たしかに自由と平等は、フランスの国是にもあるとおり、人間にとって普遍的に大切なものです。自由な社会では、暴力によって他人の財産や自由を奪うことも"自由"です。それじゃあいけないよね、ってことで、暴力や不当な他人への支配を制限して、更に人々の間の階級を無くしある程度平等な社会を作ってきたのが近代までの人間の歴史です。それでも、近代の経済的に自由な社会では、ごく一部の(社会から広く必要とされる特殊な)能力を持った人が富と権力を独占し、自分たちに都合のいいようにルールを作ることで、不平等な社会になってしまいます。じゃあ、それを防ぐた
この本は、預言書であり革命書だ!と思う。 プレイヤー・ピアノ (ハヤカワ文庫SF) 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,Jr. Vonnegut Kurt,浅倉久志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/01/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (38件) を見る 「プレイヤー・ピアノ」の発表は1952年。SFのペーパーバックライターから、20世紀の英語圏における小説の巨匠と呼ばれるまでになった、カート・ヴォネガットの処女作長編 です。 始めて読んだのは もうだいぶん前のことになるんだけど(そしてそのときはあまり印象に残らなかった)、今、かなり就活で苦労した後に改めて読み返したら、グサグサと心に突き刺さるものがあったので紹介してみます。 この小説の舞台になるのは、全ての生産手段が機械によって自動化された近未来の世界です。 その世界では、機械
問題の原因を、(自分も含めた)誰かのせいにして断罪するのを止めたい。 よく、弱音を吐くと「自分がうまくいってないことを、人のせいにするな」といわれることがある。だけど、あらゆる問題の原因を個人個人の属性としてしまえば、<社会>に適応できない人間がクズであり治療するべきなのであって、社会システムの側には何も解決すべき問題はないということになる。<社会>は真のユートピアだ。自分はこれまでそうやって「自分のせい」にして生きてきた.うまくいってるうちは良くても、一度物事がちゃんと運ばなくなったときには、それはすごく苦しい。 だけど、社会って何も問題のない、無謬なもんじゃないだろ? 人のせいにすることを禁じられ、あらゆる問題を自分の責任にすることをされた人は、どんどん自信を失ない、何の行動もできない、本当のダメな人間になっていく。 だからこそ、一旦は他人のせいに,社会のせいにするべきだと思う. 自分
アトピービジネス (文春新書) 作者: 竹原和彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/06メディア: 新書購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (9件) を見る アトピービジネスとは、アトピー性皮膚炎の患者をターゲットにした悪徳商法のことです*1。 潜在的な市場が大きい ビジネスの市場として、数多くの顧客が望める。 適切な対応を行なわなくても生命に別状はない 不適切な方法であっても元より悪くなるということはそれほど無く、事件にまで発展することは少ない。 因果関係の証明が困難な自然改善傾向がある。 それゆえ成果は自分の手柄に、失敗は対象者本人の責任にしやすい。 (例)塾だけでは勉強時間を確保することができません。 (例)治療が上手く行かないのは残留したステロイドの毒素のせいです、一時的な悪化は好転反応です etc. 本来対応すべき職業の人間(医師、教師)は法律によって
実験前半終了 夏学期の半分ずつを使う学生実験(の前半部分)が終了した。内情は結構gdgdで、とても満足の行くものだったとは言い難い。去年まで実験の担当だった方が、今年から他の大学へ赴任されて実験の流れを知っている先生が居なかったりと、自分では如何ともしがたい事情もあり、そもそも最初に計画していた通りの実験ができなかったということもあったのだが、それでも自分の熱意と知識不足で中途半端なまま終わってしまった感は否めない。不満と反省点は尽きないが、それでも今後の為に実験の総括をまとめておきたいと思う。 多分自分のことだから、今後の実験や卒論でまた同じような問題に当たるに違いないだろうから。 反省点 時間が足りない 知識が足りない 道具が足りない 熱意が足りない 今回の実験では、いろいろなものが足りなかった。せめて夏学期を丸ごと使えたら、もう少し知識があったら、言い訳は尽きないがやはり最後の熱意が
半年ほど前に買ったままずっと積んであった「CPUの創りかた」という本を実験*1のために読んでいる。 CPUの創りかた 作者: 渡波郁出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2003/10/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 35人 クリック: 445回この商品を含むブログ (193件) を見る アレな表紙にも関わらず、非常に良い本だ。知っていることが多いので、サクサク読んでいけるが、できればこれを専門の勉強が始まる前に読んでおきたかった。技術書としては、論理回路の基礎からCPUのコア、そしてある意味泥臭い回路の話まで、もりだくさんの内容だし、何よりまず最初に創りたいものがあって、それを実現するのにどうすればいいか、という順番で進んでいくため、もしそういった話を知らない人でも悩むことなく読んでいけると思う。この本を読んだところで、近代的なCPUの処理、パイプラインやら
僕が属している学科では、4年生の夏学期のうちは最終的に卒論を書くことになる研究室とは別のところで2ヶ月×2回のちょっとした規模の実験と輪講をする。(そのため、卒論を書く研究室より大学院のほうが先に決まるというウワサがある) それはともかく昨日、前期実験の配属が発表された。大体希望通りの配置で、前半がかなりハードウェア寄りの研究室、後半がセンサと画像処理がらみの何でもアリの研究室に決まった。 そして、実験のテーマはFPGAを使ってマイクロプロセッサの設計と実装を行なうことに。ハードウェアについては興味はあるのだが、以前のアセンブラの実習では結構苦労した覚えがある。とりあえず、参考書として「コンピュータの構成と設計」(いわゆるパタヘネ本)を貸してもらったので、暇を見つけて読んでみようと思う。 しかし、うちの学科の守備範囲は本当に広い。*1ハードウェアやアルゴリズム、制御理論のようなかなり理学部
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