1. 学生の人に感覚を掴んでもらいたい、学生生活と社会人生活の違い 私の感覚とはだいぶ違うな。学校でも、頑張っても「結果」は出ない。塾で教えてみて、身に沁みました。自分のときは、すいぶんいろいろ付け足しの説明をして「頑張った甲斐があった」ことにしていたんですね。生徒のあれやこれやの言葉を聞きながら、そう得心したものです。 逆に仕事だって、自分の中の経験は、ちゃんと増えていく。それに、たいていの仕事は「やること」が決まっていて、期待される役割をこなして所定の報酬を得るもの。ふつうのサラリーマンは、商品開発のプロジェクトが失敗して売上がゼロに終っても、給料をもらえるでしょ。 いくつかアルバイトをやって、7年間サラリーマンを続けてみて、少なくともヒラで働く分には学校と変わらないというのが正直な印象。頑張れば、結果が出なくても大丈夫。責任を問われるのは、結果の出ない仕事を命じた上司の方。もちろん、